つぶ訳wiki - スカとレゲエ---サウンドによる判別 [レゲエ講座/(2) スカとレゲエ---サウンドによる判別] - つぶ訳wiki


スカとレゲエ---サウンドによる判別 anchor.png

「レゲエとスカってどう違うの?」というのがそもそもの質問。
で、年代的な説明をしたのが、前回の回答。
今回は音楽的違い、つまり聴いた時の違いを探ってみましょう!

Page Top

テンポだけでは判断不可能 anchor.png

Page Top

レゲエのテンポは多種多様 anchor.png

スカのテンポが下がって、ロックステディになり、それがレゲエに発展、ということは前回書いた。
この世にスカとロックステディしかなかったら、両者を見分けるのは簡単。速いのがスカで、遅いのがロックステディ。

ところがレゲエの登場で話は複雑になってくる。

70年代のいわゆるルーツレゲエと呼ばれているものは、概ねロックステディよりさらにテンポが遅くなっている。では、遅いものをレゲエとすればいいかと言えば、決してそうではない。
結論から言えば、レゲエのテンポは多種多様。スカ並みのものもあれば、ロックステディよりも遅いものもある。

つまり、テンポでの判別は不可能。

Page Top

パートアレンジでの見分けかた anchor.png

では、視点を変えよう。

まず、以下の場合、かなりの確率でスカと認定。

  1. 「ッチキ、ッチキ、ッチキ、ッチキ」というヴォーカルが入る。
  2. ドラムに「シャンシャカンカカン、シャンシャカンカカン」というオープンハットが入る。
  3. サックス、ピアノ、ギターのうち2種以上が同時に一度たりとも休まず、「ンチャ、ンチャ」と拍の裏にリズムを入れている。
  4. 「ンチャ、ンチャ」がサックスである。
  5. ベースラインが拍の表で4分音符。

そして、以下の場合、かなりの確率でスカではないと認定(ロックステディかレゲエ)。

  1. 「ンチャ、ンチャ」が抜けることがある。
    1拍目と3拍目の裏だけに入っているとか、4拍目の裏だけとか。
  2. ベースラインが細かい。

だいたい以上のことを基準にすれば、アーリーレゲエとスカの見分けはつくはず。
ビミョーな場合、テンポの取り方を半分にしてみて、そっちの方がしっくり来たらレゲエ、という裏技もある。
あとは、これに年代でウラをとれば、ほぼ分類できるはず。
さあ、これでレコード屋でバイトできるぞ!

Page Top

次回予告 anchor.png

ところで、スカとレゲエ、スカとロックステディの分類は出来た。
では、レゲエとロックステディは何が違うのか?
ということについてはまた次回。



新しくコメントをつける

題名:
:
:

コメント一覧


tweet


トップ   凍結 差分 バックアップ 複製 名前変更 リロード印刷に適した表示   ページ新規作成 全ページ一覧 単語検索 最新ページの一覧   ヘルプ   最新ページのRSS 1.0 最新ページのRSS 2.0 最新ページのRSS Atom Powered by xpWiki
Counter: 12479, today: 4, yesterday: 1
初版日時: 2009-02-21 (土) 00:42:04
最終更新: 2009-02-21 (土) 00:42:04 (JST) (5542d) by admin


    HTTP Error: 410